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Q LPガスは色や匂いがありますか?

A プロパンやブタンなどのLPガスは本来なら無色無臭ですが、災害やガス漏れによる火災を防止するため、出荷段階で消臭剤を入れ、人工的にくさい臭いをつけています。

また、毒性もありませんが、大量に吸引すると酸素不足による窒息状態になる恐れがありますので、お取り扱いの際には十分注意して下さい。

 

Q LPガスと都市ガスの違いは何ですか?

A LPガスは日本全国どの地域でも同じ種類のものを供給しているので、引っ越しされてもお使いのガス器具を交換する必要はありません。

ベーキングや中華など火力が欠かせない料理には打ってつけのエネルギーです。

一方都市ガスは、13A・5C6Bなど数種類のものがあり、引っ越しされた地域によっては器具交換が必要になることもあります。発熱量もまちまちでLPガスに比べると火力も弱めです。

また、LPガスは空気より床面などの低いところに、都市ガスは軽いので高いところに滞留するので防災対策をする際はご参考下さい。

 

Q LPガスのLPとはなんですか?

A LPとはLiquefied Petroleumの略で、LPガスは石油液化ガスという意味です。

家庭用のLPガスは、プロパン成分を多く含んでいる為、「プロパンガス」とも言います。一方、都市ガス(town gas)は、原料の80%程を占めているのが液化天然ガス(Liquefied Natural Gas)であるため、その略はLNGとよく呼ばれています。

 

Q ガスって液体ですよね?輸送するのにかさばって大変ではありませんか?

A LPガスは油圧と冷却により液体化する性質があり、250分の1の容積になります。

その為、原産国からタンカーで輸入するときも一度に大量のLPガスを輸送することができます。

 

Q LPガスの料金の内訳はどうなっているのですか?

A 主に基本料金と従量料金で構成されています。

LPガス料金はガスの使用量に関係なく発生する「基本料金」とガスの使用量に応じてかかる「従量料金」で構成されています。

従ってガスの使用量がゼロでも基本料金は発生します。

 

Q LPガスは一酸化炭素中毒の心配はありませんか?

A 可燃成分を完全燃焼させるときの最小限の空気量を理論空気量と言います。

家庭用のLPガスの場合、プロパン容量に対し酸素容量が5倍必要ですが、空気中には酸素が約21%しか含まれていないのでこれを考えると理論空気量は約24倍必要となります。

ただ、実際の燃焼ではこの空気量の20~50%の過剰空気が必要となりますので、一酸化中毒を防ぐためには開放型のガス機器(ガスコンロ・ガス瞬間式湯沸器・ガスストーブなど)がある部屋の場合は、頻繁に換気をする必要があるでしょう。

 

Q エコエネルギーへの注目が集まっています。LPガスはどうでしょう?

A LPガスは酸性雨の原因とされるSOX(硫黄化合物)の排出がほとんどありません。

また、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出量もほかのエネルギーと比べ少なくなっています。

その為、地球環境に優しいクリーンなエネルギーとして需要の拡大が期待されています。

 

Q 災害の場合はどうしたらいいでしょう?

A 地震の時は火をすべて消し、器具栓と元栓を閉めて下さい。

揺れが収まったら、容器バルブも閉めて下さい。(時計回りにすると閉まります)

火災の時は容器バルブを閉めて、消防署員などに容器の位置を知らせて下さい。

 

Q ガス漏れに気付いたらどうしたらいいでしょう?

A 落ち着いて、下記の手順通りに対応してください

①     火をすべて消してください

②     換気扇を含め電気のスイッチのON・OFF操作は厳禁です

③     ガス道具のコックを閉めてください

④     外のガスボンベのバルブを閉めてください

⑤     部屋の窓を開けて換気してください

①~⑤までの対応が終わりましたら、直ちにカネカまでご連絡ください。

また、点検の全て終わるまでガスを使用しないでください。

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